明日、私は母になる。
明日、帝王切開で出産します。
逆子で38週目。
初めての出産、初めての手術、初めての入院、初めての下半身麻酔。
今日まで、長かったような短かったような…。
やっぱり短かったかな。あっという間だった気がする。
吐きづわりも大変だったけど食べづわりも大変だった。
お腹が大きくなってからはパンツや靴下を履くのも大変で、夫にお姫様のように靴下を履かせてもらってた。
お腹の子の成長も遅い時期があったり、先天性の遺伝子疾患を疑われて大学病院に検査に行ったりもした。
たくさん泣いた。不安になったり、義母の言葉に傷ついたり。
たくさん笑った。元気な胎動が嬉しかったり、美味しいごはんを食べたり。
お腹の子は今2600グラムぐらい。
今日まででこんなに大きくなったけれど、新生児室から同じぐらいの重さの子を見るととても小さい。
小さいけれど、一生懸命泣いて一生懸命呼吸をしている。
新生児室にいる他の子でさえ愛おしく感じる。
お腹の子を産んで、目の当たりにしたら母性が爆発してしまうんじゃないだろうか?
みんな、どうやって母になるんだろうか。
私は明日、母になるよ。
母性が爆発して。
お惣菜屋さんをやっていたおばあちゃんのナポリタン
私のおばあちゃんは昔、お惣菜屋さんを営んでいたらしい。
らしい、というのは私が生まれる前の話だから。
お惣菜屋さんを営んでいたのは人伝いに聞いた。
小学生の頃、友達のおじいちゃんに「あんたのとこのおばあちゃんがやってたお惣菜屋さん、本当においしくてお世話になってた」と。
父にも確認した。「そうだよ」しか言わなかったけど。
なんだか嬉しかった。それに妙に納得した。
だっておばあちゃんのごはんは何を食べても美味しかったから。
おばあちゃんのごはんを食べる機会はたくさんあった。
母の産休がおわり保育園に入る前の毎日のお昼ごはんとおやつ、小学生の夏休みや冬休みのお昼ごはんとおやつ、お正月・お盆に親戚で集まったとき。
おにぎり、からあげ、ふわふわのだし巻き卵、とろとろのお出汁がかかったにゅうめん、ちいさめのハンバーグ、甘い赤飯、甘くない赤飯、ちらし寿司、ひとくちドーナツ、自家製リンゴジャムがたっぷりのったトースト
なかでも大好きだったのはナポリタンだった。
太めのもちもちした麺にシャキシャキのピーマンと玉ねぎ、柔らかいにんじん、パリっとした薄切りのウインナー。
ケチャップ味はお砂糖が入っていて甘め。隠し味は仕上げの生クリーム。
普通のナポリタンよりもとろとろでつやつやの汁気があった。
こんなに鮮明に思い出せるのに再現は難しい。
いまでも試行錯誤を繰り返してる。
試行錯誤をするたびに遠ざかったり近づいたりの一進一退。
そのたびおばあちゃんが恋しくなる。
なにが足りないんだろう。なにが多いんだろう。
聞きたいな、会いたいな、食べたいな。
たった一度だけ、近いものができたことがあった。
とろとろの汁気、甘いケチャップ味。野菜の食感だけは再現出来なかったけど…。
夫は「今まで食べたスパゲッティの中で一番おいしい!」と絶賛してくれた。
まだ見ぬ息子もきっと同じことを言ってくれるはず。
そうだと、お母さんうれしい。
駆け込みモビールづくり
前記事
で書いたやりたかったことを少しづつ消化していってます。
思ったより苦戦してるモビールづくり。
パーツを撮ってみたけど、うんかわいい。
こういう顔のパーツ以外にも三角すい型とか立方体とかいろいろ作ってます。
生地は手芸用のタオル地とガーゼ生地。
バイアステープでタグつけてそこに紐を通してモビールとしてゆらゆらさせようかなって。
パーツひとつひとつは5・6センチぐらい。結構小さい。
赤ちゃんが反応するモビールは色がはっきりしていて(白黒赤青みたいな)不規則な動きをする方がいいみたい。あとキラキラしたりとか。
色に関してはインテリアの兼ね合いがあるので白・水色・黄色・刺繍は茶色。
不規則な動きは原始的に竹ひごをつかったモビールでできるかな。
キラキラはクリアパーツとか足したらいいんだろうけど、重くなって顔に落ちてきたら怖いので今回はなし。
モビールもそうだけど、赤ちゃんの玩具って赤ちゃんが気に入るかわからないからドキドキする。
気に入ってくれるかな。どうかな。
何を好きになってくれるかな。どうかな。